恐怖の死刑宣告!?の巻
こんにちは。
何かない限り学生最後の夏休みを堪能しています。
キャンプ行ったりとかいろいろしてるのでそういうのを記事にしようかと思いましたが夏バテと夜勤にやられて断念しました。
今回は病院に行った話です。
止まらない咳
病院に言った理由は咳です。ブログでも発症からグチグチと記録していましたが1ヶ月も咳が出っぱなしでした。
他に症状はないものの咳だけが出続け、接客業でバイトしている僕は夏なのにマスクで汗まみれという地獄に立ち続ける羽目になりました。
さらに前触れなく咳が出るため飲み物飲んでたら急に咳出て毒霧が噴射されるという事も珍しくはありませんでした。一度友達の背中に思いっきりハイドロカノンをかましてしまい危ない空気で1日過ごした日々もありました。
そんな苦しい生活の中あまりにもおかしいと親が言った為医者に行きました。
流行り病なのか同じ症状の人が多く、待合室は田舎の田んぼのカエルみたいな頻度で咳が飛び交う恐ろしい空間になっていました。
自分の番になり先生の所に行くと質問応対と聴診器パイタッチ。その後先生が首をかしげて一言。
「タバコは吸っていますか?」
ギクッ!
吸っていないけれどそういう質問が来るという事からかなり話の展開は読めてきていました。首をかしげてる時点で流行りの病に当てはまらない。タバコで呼吸器官に当てはまる病…
ってことは感染系じゃないのか!今まで周りに咳で迷惑かけたけど感染の恐れはなしか~良かった~って癌じゃねーか!
おいおい待てよ!ついこないだハタチ超えたばっかだぞ!ブレイキングバッドでウォルターホワイトが宣告された余命クソ短ったぞ!もう終わりかよ!
短い間に結構のことを考えていた中、先生の口から別の病名が出ることを期待していたら
「まずレントゲンを撮ってもらいます。待合室でお待ちください。」
100%じゃねーか!!!
医療の知識がない自分の勝手な思い込みだと信じたかった部分が少しありましたが完全に打ち砕かれました。
親になんて言おうか。就職先どうなるんだろうか。残りの余命はどう過ごそうか。クリスタルメスってどうやって作るんだろうか。いろんなことを考えながら待合室でドッカンバトルをしていました。
レントゲンの撮影ではTシャツのキラキラが移ってしまうから脱げと言われ恥ずかしかった覚えがあります。
そして呼ばれて再び先生の元へ。もう癌って言われる前提の覚悟を持って向かいました。
深刻そうな顔の先生。謎のタバコ再度確認。「早く癌って言えよ」そう思っていると助士がレントゲンを持ってきました。
「○○さんねぇ…」そう言いかけて俺のスケルトンヌードとにらめっこする先生。よほど魅力的なのか一向に口が動かない。
その数秒の間にいろいろな考えが頭をよぎりました。癌の場所が微妙だから病名が言いきれないのか?全身に転移しちゃってるのか?もしかして骨の周りの黒いの全部癌なんじゃないか?
「○○さん…」
なんなんですか!?先生!?余命はあと何か月なんですか!?
「○○さん…レントゲンに異常は見られないです。」
…..は?
「普通はここら辺に腫瘍や異変があるんですよ。ですけどねぇ…」
そしてまたスケルトンヌードとにらめっこを始める先生。
そして十分堪能した後「…風邪でしょうね。」
電撃が走ったわ。なにそれ!?何その言い方!「でしょうね。」ってなんだよ!
風邪ならなんで最初引っかからなかったんだよ!新手の病気かよ!なにその悔しそうな顔!
こうして何もなかったレントゲン代無駄に払い処方箋をもらったのでした。
今じゃすっかり咳も落ち着いています。風邪でしたね。
タバコ確認からの数十分間、いろんな考えや覚悟が入り混じりすぎてハンターハンターの「コムギ?」をひねり出したウェルフィンくらい疲れてしまってたなと振り返って思い出しました。
あの時考えたように、いつ死んでも満足いけるようしっかりやりたいことをやろうと思いました。
おしまい。