日記ィ・ミナージュ

ようこそ、ネットの地獄へ。

ばばあの生命力

満員電車。

それは僕の人生のストレス8割を占めるもの。

それは日本の社会人を苦しめる移動する箱。

それはソシャゲとSNSをするところ。

それは小池百合子のマニュフェスト。

 

ようは人類で1番嫌われている物なのです。2番目は口内炎です。

 

大学が比較的に都心近くなので、朝通学の曜日はいつも地獄を見ています。before

スマホを両手でいじるためにもたれかかってくる奴、ドア付近で固まり人が降りる駅でもポジションキープのためにへばりつく奴、スマホのカメラが追尾してきて不安を煽る奴と胸ポケットからカメラだけをのぞかせて不安を煽るサラリーマン(これはただの思い込み)

全てが僕のストレスです。

こちとら周りに迷惑をかけないよう必死に吊革保持やツッパリ棒になって衝撃吸収しとるんやぞ!なに自己中心的な考えのためにこっちが苦労せなあかんねん!

となります。(あれ?こんな記事過去に書かなかったっけ?)

 

ようは満員電車は良くないのです!←ここだけ読め

 

 

そんなわけで今日も満員電車に乗っていたわけですよ!(半ギレ)

今回は電車に乗った瞬間優先席におばあちゃんが立ち上がったのを見たので、すかさず飛び込みおばあちゃんの代わりに座った人のスペースを確保したわけですよ。

すでに四方は囲まれている状態。皆吊革につかまっている。車両間のドアが真横にあるから駅降りる人のためにどいたりする必要もなし!べスポジ!

ストレスのない優雅な車両でソリティアをやっていたら目的地まであと半分であいつはやってきたんですよ。

 

ゴゴゴゴゴ・・・・

 

入ってくるスーツの人々!膨らむ車内!人でドア前のスペースがパンパンになったせいかこっちに押し出される横のお兄ちゃん。そして・・・・・

 

ば,,,BBA!?

 

人一人が入るなんて誰も思えない確実な密閉空間にところてんみたいな挙動でケバイBBAが侵入してきたんですよ!

細めの犬みたいなやせ細り方。幼稚園児がクレヨンで書いたんじゃないかっていうくらい平面でキリッと書かれている眉毛。バブリーながらの薄着を装備した100点満点のBBAが密閉空間に空間を創造したのです。

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当時の再現。書いている時思い出したからか震えが止まりませんでした。

 

奥に向かって入ってきたからかこっちを向いたまま顔を固定されたBBAはどこにも捕まらずに密閉空間に押しつぶされそうになっていました。

気分はホラー映画。こっちをずっと見てきているので、ソリティアをやりながら眼だけで状況を掴むのが精一杯でした。

 

そんな中、BBAは動き始めました。

 

なんと、上半身を周囲の人にこすりつけ始めたのです。まず餌食になったのはババアの正面の位置、僕の横にいた兄ちゃんでした。兄ちゃんはBBAの胸を中心とした上半身をこすりつけられ、逆エビ状態になったのです。優先席の吊革につかまっている兄ちゃんは向かい合わせて座ってるおじさんに腰を突き出す形になり、なんともカオスな絵面に。兄ちゃんの領土を半分近く獲得したBBAは進軍を止めませんでした。

 

後ろのおじさんにケツをこすりつけ始めたのです。横目でぎりぎりとらえているのが限界で正確に見ることはできなかったので言い切れませんが、BBAが下半身をムズムズさせ、気づけば後ろのスペースに人がいなかったのかというくらいBBAが余裕を持って立っていました。

 

恐ろしい。しかし素晴らしい生命力。今までこんなに醜いBBAの姿を見たことが無かった。たかが数分電車で過ごすだけ、少し我慢すればいいだけなのにそれでもなお一番空間のないところに飛び込み、最終的に自らの空間を手にしたのだ。

まるで、チャンスを掴むためアメリカ大陸にわが身一つで航海し開拓していったヨーロッパ人のフロンティア精神ンッ!!何百年も前の出来事で目に見たことはないけどおそらくこういう光景が広がっていたんだなと思いました。

 

いままで僕は自ら生き延びるために誰かを蹴落としてまでがんばるという事ができませんでした。”人のために”とか”いかにみんな損しないようにするか”とかをベストに嫌われないように過ごしてきました。(特に知らない人に対しては)

ゲーム理論などもある通り今後仕事をしていく中で情を踏まえた判断が損害につながるケースが増えていくと思います。情や嫌われる勇気を持って自分のために行動できるようにしよう。真横で広がる小さなフロンティアを見てそう思いました。

 

 

そう思っていると十分なスペースを確保したはずのBBAが僕に密着していました。

 

うぎゃあああああああああきめぇ!えええええええええええええええええええ

 

暑がりゆえにTシャツ1枚の私の体にこすりつけられる薄着ごしのBBAの乳(だろう)。

薄い布2枚を介して伝わるBBAの肌の感触と温度が想像以上に気分を害するもので体は自然と弓のように反っていました。

 

幸福なことに(地獄)すぐ目的の駅に着いたので光の速さで電車を出ました。

この生命力、手段はマネしたくないですが精神は参考にしていきたいです。

”人肌が恋しい”という欲望がすぐに叶いましたが神は残酷でこういった形でかなえてくれたのです。GWに行った滋賀県の神様でしょうか。そういえばGWの記事書いてねぇや。いつか書きましょうぞ!